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>2. 焦点距離と画角
レンズには、焦点距離があります。例えば、50mm単焦点。24-120mmズームレンズ等。mmで表されるのが焦点距離です。この数値によって写真はどう変わるのでしょうか。
ここでは焦点距離/画角について解説します。
I. 焦点距離と画角
焦点距離は簡単に言うと『どれぐらいの範囲が写せるか』です。
これを角度で表したものが画角ですが。一般的には焦点距離のみでレンズの画角を表します。
焦点距離50mmが人の目とだいたい同じなので、標準レンズと呼ばれています。
50mm以下を広角、50mm以上を望遠と言います。
焦点距離によってどれくらい写真が異なるのか、比較画像を以下に示します。
焦点距離 24mm
焦点距離 50mm
焦点距離 120mm
焦点距離 300mm
以上が焦点距離による変化です。
よくデジカメで『光学○○倍ズーム』という表記を見かけるかと思います。
これは焦点距離が何倍かを示しており、
例えば、広角側20mmスタートで200mmまで望遠可能なレンズの場合、
『光学10倍ズーム』となります。
また、 広角側30mmスタートで300mmまで望遠可能なレンズの場合でも、
『光学10倍ズーム』となります。
つまり、同じ『光学10倍ズーム』のデジカメでも広角のスタート値が違う場合
どこまでズームできるかが異なります。
一方、一眼レフカメラのレンズでは『光学○○倍ズーム』という表記はせずに
焦点距離で示されています。
また、センサーサイズの小さい一眼レフカメラ(ミラーレス一眼、APSCサイズ一眼、DXフォーマット一眼)では焦点距離が1.5倍や2倍になったりするので
注意が必要です。
2. 焦点距離と撮影距離
前節では画角について解説しました。
それでは広角で被写体に近づいた場合、望遠で離れた場合はどのように違うのでしょうか。
比較できる画像を以下に示します。
広角レンズ (近づいて撮影)
望遠レンズ (離れて撮影)
上の二つの画像の人物はほぼ同じ大きさです。
背景を比較してみましょう。
広角で近づいた場合は背景が広く、望遠で離れて撮影した場合は背景が狭くなっています。
赤いコーンに注目すると、どれだけ違いがあるのか明確にわかります。
つまり、背景をどれだけ写し込むかによって焦点距離を変更する必要があります。
望遠レンズの場合、ちょっとしたカメラアングルの変化で背景が大きく変わります。
写真を撮る際、背景をどうするのかは重要なポイントです。
背景をどのような色にするのか、何を写すのか、どのくらいの範囲写すのか.....etc
背景をよく考える事によってプロの写真に一歩近づくでしょう。
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